日本の公募投資信託において残高上位5ファンド(9/8現在)の2022年の運用成績(9/8迄)は以下となっています。
ピクテ・グロイン(毎月) +25.7%
フィデリティ・USリートB +6.7%
eMAXIS Slim S&P500 +5.3%
AB米国成長株投信D ▲7.3%
未来の世界(ESG) ▲16.9%
*ファンド名は略称または愛称
(出所)QUICKデータを基に当社作成
残高上位5ファンドに限定すると、トップはピクテの通称「グロイン」です。世界の公益株に投資するファンドで、26%上昇です。2022年は世界的な株価下落局面で公益株が相対的に堅調でした。
S&P500の米国株インデックスファンドは株価指数が下落したため、年初から約25%ドル高にも関わらず、5%の上昇にとどまっています。
フィデリティUSリートについては若干S&P500を上回りました。
アライアンス・バースタインの米国成長株投信は7%の下落と苦戦しました。未来の世界(ESG)も17%の下落とさらに苦戦しました。2022年は金利上昇により成長株ファンドが特に低迷しました。
ある程度まとまった額で運用を考えていく場合は、米国株(S&P500)インデックスファンドだけでなく、複数のファンドに分散投資し、勝ち組ファンドに投資することが有効です。
また、分散投資においては、暦年毎にマーケットの傾向を掴むことが重要です。
詳しくは、昨日公開した動画で解説していますので、ご覧いただければ幸いです。
「S&P500からの分散投資は本当に必要なのか? 残高上位ファンドで確認!」